ハンターハンター375話のネタバレと考察です。
前回374話では、第13王子マラヤームが部屋ごと消えている事実を、クラピカがマラヤームの部下ウェルゲーに伝えるのですが、全く相手にしてもらえません。
かなりの頑固者で、クラピカの念能力講座計画はかなり停滞してしまいますが、幽体離脱中のハンゾーと協力し、何とかウェルゲーに念能力の存在を信じてもらおうと画策します。
ハンターハンター375話
第6王子タイソンが部下たちを集めて、愛を説いています。
「すべてはいつか素敵な思い出になる。これが愛の力。」
自身のタイソン教典から引用して次々怪しいセリフが。
クラピカの師匠イズナミは呆れ顔ですが、部下たちは真剣な眼差しでタイソンを見つめ拍手喝采。
(教典の教えは実態はニシナカーナ(西野カナ)からパクっているようです)
第6王子タイソンの守護霊獣
イズナビの連れは無害と考えているようですが、教典の禁忌を破ると厳しい罰が下るようです。
念能力は放出系、
『タイソン教典を受け取ったものに、目玉ジャクシという恐らくナックルのポットクリンのようなマスコットが取りつき、宿主からオーラを徴収し、替わりに降伏を与える』
という能力があるようです。
戦闘タイプではないですが、使い方次第ではかなり恐ろしい事になりそうです。そして罰とは一体何なのでしょうか。
第9王子ハルケンブルグ
第9王子ハルケンブルグ一向を観察している第1王子ベンジャミンの部下スッパマンがハルケンブルグの守護霊獣を警戒します。
個々のオーラはともかく、ハルケンブルグの元に集まり1つになることでベンジャミンをも脅かす強大なオーラになるようです。
全員が同じ意思の下で行動をして一つになる
『相互協力型(ジョイントタイプ)』の『集団行動形式(パーティーフォーム)』
という種類の念とスッパマンが分析。
ハルケンブルグの守護霊獣のオーラは第1王子の元にまで届くほどすさまじいパワーですが、現時点であれば能力に自覚がないので、倒すことができるとスッパマンは判断します。
守護霊獣に意志はある?
しかしどうやらその守護霊獣は、スッパマンが念能力者であることに気付いている様子。
殺意をもってハルケンブルグに近づくと反撃がくる事を危惧。
先ほど自分と警護を交代した第1王子の部下もハルケンブルグの刻印が押されていたが、その刻印は10分ほどで消えていたため、ハルケンブルグへの忠誠がジョイント協力の誓約のようです。
よって強制型、半強制型ではいと推察しますが、刻印を受けた部下の記憶が曖昧だったことから、操作系能力による記憶補正であるとも分析。
ハルケンブルグの守護霊獣本体は強化系、刻印を打つ際には操作系の能力があると結論を出します。
ベンジャミンの部下スッパマン
ベンジャミンは殺せるか?と尋ねますが、一人では厳しいと判断したスッパマンは、あと2名の協力を要請。
なんかベンジャミンの顔が少し変わった気もしますが、鼻と眉毛は以前のままです。
攻撃的なベンジャミンですが、側近のバルサミルコ・マイト曹長がまずは様子を見ましょうと提案し、ベンジャミンが採用します。
その後ハルケンブルグは、継承戦の中止を求めるため、王の元へ向かいます。
第11王子フウゲツ
こちらはフウゲツ王子。
パジャマでしょうか、ベッドの上でもう一度移動のための扉を出そうとしますが、うまくいきません。
全くもって念能力をコントロールできていないようです。
ハンゾーとビスケ
ハンゾーを起こしにくるビスケ
お肌に悪い徹夜でご立腹ですが、ハンゾーは第12王子モモゼの報いは受けさせたと報告。
しかし13王子マラヤーム含め部屋ごと消えてしまっている事、そしてウェルゲーが怒り混乱となりかねない事態になっている問題が新たに発生してしまったことをビスケに伝えます。
ウェルゲーは現在念については何も知りません。そして頑固者なのでクラピカの言う事に全く耳を課ず、現在いる部屋が消えたと言われても全く信じる様子がありません。
ウェルゲーに念の概念を手っ取り早く伝えるため、本来の姿に戻るビスケ。
その強さに驚くハンゾー。
ウェルゲーの性癖
ウェルゲーもその変化に驚くのですが、「美しい!!」なんとウェルゲーはビスケがコンプレックスから普段は隠しているマッチョ状態の姿に惚れてしまいます。
マッチョ姿のビスケに一目惚れしたウェルゲーは、自分に念を教えろ!少しでもビスケとお近づきになるため、態度を一変させます。
そんなこんなで、とりあえず結果オーライ、ウェルゲーは部屋の入口まで本当に部屋が消されているのか確認に。
百聞は一見に如かず
中からウェルゲーが部下のベレレインテに部屋を覗かせますが、一見何の変哲もありません。
しかしビスケが念能力には各種あり、念によって閉じ込められた場合、実世界との境界は①出入り不可能 ②出入り可能 ③一方通行 の3種類がある事をウェルゲーに伝え、パっと見ただけでは判断できないと警告。
ペレレインテが体で確かめるため、部屋の外へ出ます。
すると出ることはできたのですが、部屋に戻ろうとすると、境界線を越えた体が消えたように見えます。
しかしこれは部屋の中から見た視点。ペレレインテ自身は体に異常を感じませんが、その代わりに一旦部屋を出ると、中にいるビスケやウェルゲーの姿が見えなくなってしまいました。
部屋にいるビスケは、この力は第13王子マラヤームの守護霊獣の念能力と推測。事態を飲み込んだウェルゲーは、ようやく念能力の修行にゴーサインを出します。ペレレインテをクラピカの元に向かわせ、376話に続きます!