ハンターハンター376話のネタバレと考察
前回375話では、王子の部下たちの間で次第に念の概念が理解され共有され始めます。中には信じない頭の固い人間もいますが、多くはその力を脅威に感じ警戒します。
そして王子たちもその全てが殺し合いを望んでいるわけではないようで、それぞれの目的に向けて動き出します。
ハンターハンター376話
第9王子ハルケンブルグは継承戦を辞退するため、王ホイコーロに会おうとしますが、謁見を許可されず、渋々手紙を警備兵に渡します。
手紙すら届くか保証はない隔離された状況ですが、ハルケンブルグは明日も来ると諦めていないようです。
非常に正義感に溢れた男に見えますが、彼の守護霊獣は獰猛なビジュアルだったので本心はもしかすると違うのかもしれません。
ひえっ、セリフが長いw
第2王子カミーラと、第1王子ベンジャミンの裁判の様子です。
カミーラが暗殺に行ったところをベンジャミンが拘束していましたが、裁判によりカミーラは一旦解放されます。
カミーラの監視は続く
しかしベンジャミンはムッセから譲り受けた能力で、カミーラの監視を続けます。
ベンジャミンは忠誠を誓う部下が死んでしまった時に、その部下の念能力を引き継ぐことができます。
しかし個人的にはツェリードニヒにやられてしまう匂いがプンプンしています。
クラピカたちは
一方こちらはクラピカ
トイレ干からび息絶えているミュハンをクラピカとビルが発見。すぐに寝室を閉鎖し全員に動かないよう命じます。
「悲鳴からわずか10秒」
念能力を持たないものは抗う術はないと、クラピカとビルはワブル王子と母オイトに自分たちから離れないよう警戒します。
クラピカの案じた通り、タイミングが悪すぎたためミュハンの死亡について疑われてしまいます。
最悪の場合王妃、王子とともに全員バラバラに拘束されてしまうかもと心配するクラピカは、国王軍を呼ばせることだけは阻止するよう考えを巡らせます。
しかしそこに助け船が。
ベレレインテは良い奴
こんな状況でトイレに行く方が悪いとオカマキャラのベレレインテが騒動の鎮静化を図ります。
「念の講習を辞めたい人だけ出ていけばいい」
「国王軍を呼ぶなら遺体回収の要請のみ」
提訴されれば、こちらも同じ嫌疑で提訴仕返すと脅し、何とか混乱は収まります。
ベレレインテに感謝するクラピカですが、どうやらベレレインテは見返りを求めていたようです。
ビルを10分借りていきます。最初は無能かと思われたビルは意外にも使える男でした。
カチョウ
こちらはカチョウとセンリツ
センリツに当たり散らすカチョウ王子
勉強を手伝ってと凄むのですが、傍若無人に振舞いながら、その陰でモールス信号を使いセンリツに頼み事をします。
台所の下にモールス信号を使って交信するための道具を隠しており、それをセンリツに託します。
フウゲツに渡すのでしょうか。
冷たいキャラクターを演じながらも、賢明に生き延びる手段を考えるカチョウに心を打たれたセンリツはカチョウ王子に心を打たれ
「絶対に助けるわ!!」
と決意します。
チョウライ
こちらは第3王子チョウライ
自身の守護霊獣の能力について部下に尋ねますが、ぼやけた回答ばかりで的を得ません。
硬貨が関係しているようなので、具現化系に分類されることは間違いないようで、
「ある条件を満たす事で何らかの超常効果を発動させる」
現在分かっているのはそれだけです。
フウゲツ
こちらはフウゲツ王子
1日1回だけ使える扉、という能力であることを理解し、カチョウと一緒に脱出する方法を頭の中で模索します。
「本当に一日一回なのか、能力は更新は日付の変更のタイミングなのか、どこまで、そして何人通れるのか・・・」
様々な事を知りたがります。念能力者としてそれなりに資質があるのかもしれません。
ツェエリードニヒ
念能力の講習を受け続けるべき部下の考えには同意しますが、その講習が念能力発動の条件である可能性を指摘
念を理解したばかりのツェリードニヒですが、「あらゆる想定」の深さと早さが既に自分を上回っている、テータは驚愕します。
そんな悪の才能あふれたツェリードニヒの水見式
熟練者のテータですら見たことがない禍々しい結果にテータは驚きを隠しきれません。
「特質系」であるとテータは分析します。
ツェリードニヒは短期間の間にどこまで強くなってしまうのでしょうか。他の王子たちの命が危ぶまれます。
376話はここまで。377話に続きます。