ハンターハンター379話のネタバレと考察です。
378話では、天井にある異空間の穴から旅団員たちを見下ろす、マフィア、エイ=イ一家の組員が旅団に対し、「そこにシビれる憧れるぅぅ~」とジョジョへのオマージュと思しきセリフで終わり、旅団員vsマフィアという構図が明らかになったところです。
ただしマフィアにも複数の組織があり、それぞれ対立しているようなので、そこにどう旅団が関わってくるのか、にも注目です。
ハンターハンター379話
船内の一室で殺人事件があったらしく、居合わせた女性が取り調べを受けています。
トイレ中にノックが鳴ったので返事をしたが返事がなく、慌ててトイレから出るとある男が目の前に立ち
「騒いだら殺す」
男そう言われ声も出さずひたすらじっとしていたと女性は話します。
特徴的な顔の傷をもった犯人は前回378話で、異空間からフィンクス、ノブナガ、フェイタンの旅団員たちを覗いていたマフィア、エイ=イ一家のルイーニーです。
ミザイストムの聞き込み
聞き込みを行っているのは、協会幹部「 十二支ん」のメンバー、ミザイストム。
犯人の男が「1.2.3・・10・・20、げ21だ」
「レベルと人数は1つズレるんだ」
というような事を言っていたと供述するのですが、これは恐らく378話で説明があった、モレナの能力の事でしょう。
居合わせた女性は、犯人と思われる男が、トイレの中に入り内側からカギをかけ、トイレから忽然を消えたと突拍子もないことを話します。
しかしミザイストムは念の概念を知っているので、この供述を信じているようです。
やはりルイーニーの能力は空間を移動する能力なんでしょうか。
被害者はグル
殺された被害女性のことを思い涙する事件の参考人。
ミザイストムは彼女に「部屋でゆっくり休んでください」と気を使います。ただし、又彼女には話を伺うことになるとも伝えます。
しかしさっきまで泣いてた参考人の女性が、ミザイストムから離れた途端、シリアスな顔に・・・さっきまでの涙と動揺ぶりは演技だったようです。
彼女もまたマフィアの一員でした。名前はカシュー。
ハンターハンターの船の中にまともな人間はいないのでしょうか
この女性の回想の中で、ルイーニーと普通に会話しているシーンがあったので、どうやらグルだったみたいです。
先ほどの供述も、すべてこの男からの指示でした。
ただし言葉使いなどから察するに、二人の間に上下関係はありません。干渉も邪魔もせず、といったところでしょうか。
「この能力はオレを望み通りの場所でへ連れて行ってくれる!」
ルイーニーが得意げにそう話しますが、カシューはそんな能力いらないけど・・・と心の中で呟きます。
ルイーニーの能力
ルイーニーの空間移動能力の発動条件は、扉が1つ、あとは密室であること。
発動すると、その部屋の壁や床から自由に移動可能で、いつでもどこからでもその場所に戻れるとのこと。
ただし、発動した場所の扉が開いてしまうなど密室で亡くなった瞬間能力はリセットされ、二度とその部屋で能力は使えない、そして行ける場所も一度行った所に限る、というかなり限定的な能力のようです。
ノヴの四次元マンション(ハイドアンドシーク)の下位互換のような能力でしょうか。
やはりモレナという他人の能力によって覚えたということで、多少パワーと使い勝手では通常の念には劣るのかもしれません。
ルイーニーは「まずは旅団との共闘を楽しむ」と言いますが、死亡フラグにも思えます。
暗殺者を追う旅団
「俺らをおちょくっている」
前話に続き、死体が引きずられた血の跡をフェイタンらと追うノブナガが、犯人について考えを述べます。
元々は旅団員にマフィア一家殺人の罪を着せ、旅団員とシャ=ア一家と争わせるつもりだったのですが、失敗したため、自らシャ=ア一家のアジトへ犯人は向かったとも分析します。
そして大そうに施錠された部屋の前にたどり着きます。
そんな旅団員の元に、シャ=ア一家の若頭たちが現れます。
殺されたシャ=ア一家の末端を殺したのはお前たちか?と旅団員に尋ね一触即発の雰囲気になりますが、この若頭が電話でやられた状況を確認すると、旅団員たちは関係ない事に気付き、その場は収まります。
そして犯人は別の組のヒットマンである事に辿り着きます。
シャ=ア一家若頭
空間移動する能力には「マーキング」という一度いった場所でないと移動できない縛りについて語り、だからこそこのマフィアにとって重要な部屋に来たんだよ、オマエも念能力者なら分かるだろ?
と若頭に事務的にしゃべります。若頭も念能力者なんですね。マフィアは毎回噛ませ犬なのでたまには強いマフィアを期待してしまいます。
旅団の様子に危機感を抱くシャ=ア一家の若頭。手を組もうとフェイタンら旅団に提案したところで次回380話へ。