ハンターハンター381話のネタバレと考察です。
前回380話では、ミザイストムが嘘で騒ぐお偉いさんたちを説得。一方旅団はマフィアと結託しヒソカ探しを継続。そしてカチョウ王子と仲良しフウゲツ王子は自分の能力を誤発動してしまったのか、行ってはいけない場所である下層で発見され拘束されてしまいます。
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— あきつ (@akihs_pp) 2015年4月30日
ハンターハンター381話
3層にある中央警察署では、二支んの一人ミザイストムにより第11王子フウゲツの取り調べが行われています。
ミザイストムの元に入る「やはり第11王子は1011号室にはいません」という報告。そして映像を確認し正規の通路を使用していない事も伝えられます。
(彼女の移動型念能力は、継承戦離脱の秘策でもあったので能力がバレてしまう事は相当な痛手です)
ミザイストムは
「ここでの話は一切外部には漏らしません。我々は立場上決して継承戦そのものを守ってはいません。フウゲツ王子・・そしてカチョウ王子の御力になりたいのです。」
と説得しますがフウゲツ王子は黙秘を続けます。
センリツは孤立
こちらはカチョウ王子の護衛にあたるセンリツ。センリツはカチョウからの信頼を得て二人に協力する立場です。連絡でフウゲツが拘束された事を知り、
「マズい、やはりフウゲツ王子の念獣は空間移動の能力だった!誰にも知られたくなかった・・!出来れば計画実行の日まで・・!」
と悔やんでいる様子。
更にミザイストムからの重要指令として、「カチョウ、フウゲツ両王子の言動には不自然な点が多く警戒を要する。何らかの方法で逃走を画策している可能性が極めて高い。」
「警護と並行し逃走防止にも全力で当たれ。お前は責任者のキーニをサポートしろ」と命令を受け表向き承諾します。
キーニも戦線離脱か。協力者を失い消沈するセンリツですが、「それでもやるしか・・やるしかない」と覚悟を決めます。
フウゲツはカチョウと面会禁止
連行されるフウゲツ王子
扉の能力がどこまで過去の遊びを引き継いでいるのか不明ですが、フウゲツ曰く、扉を閉めれば帰りの扉からまた別の場所へ行ける・・私たちの世界旅行鬼ごっこ、ずっとそうやって遊んでた。
優しいカーちん・・いつも私の望みをかなえてくれる・・・と回想。
何とか拘束は解かれますが、72時間の監視員が付くこと(晩餐会前まで)、カチョウ王子との面会は禁止、この制裁を受けることになります。
但し彼女には移動能力があるので大して意味はないでしょう。
センリツが口説かれる
カチョウ王子、セイコ王妃、フウゲツを連行してきた監視員の前で演奏するセンリツ。演奏を聴いてセイコ王妃は大喜び、本番の晩餐会では更にふさわしい曲を用意しているとセンリツは伝えます。
そういえば晩餐会での計画もあるんでしたね。
監視に来た男はセンリツに色々と提案してきます。
「君と王子の力になりたい。言葉が人を動かせるって今日改めて思い知った。とにかく・・・何もせずにはいられない気分なんだ」と甘い言葉で懐柔しようとしますが、鼓動から人の心情を読む事ができるセンリツには通用しません。
「言葉とは裏腹にとても静かで何事にも動じていない穏やかな調律。感情を押し殺すタイプの人間が勤務中に奏でる心音の中でも群を抜いている。念能力者に操作されている可能性も消せない・・・!」
醜い自分に対しやたら好意的に接触してくる司法局のイケメン男に対し、
「というか私に言い寄ってきてる時点でクロ確定よね。」と警戒中のセンリツでした。やはり中身は女の子です。
ベンジャミンの部下リハン
こちらは第8王子サレサレの元に派遣されているベンジャミンの部下リハン。彼の念能力は対象者の能力を知る事で天敵となるプレデターを出動させることができます。
元々忠誠心の無い人間がおよそどれぐらいの時間でサレサレの守護念獣により洗脳されるか確認中でしたが、とうとう警備兵の男の頭上に守護霊獣の分身が現れサレサレageを開始。
サレサレの念は煙を吸ってから70時間程で伝染するようです。
「捕食対象はサレサレの守護霊獣。操作系の誘導型で拡散式の念能力!」
必要な情報をインプットしプレデター発動の準備をするリハン。
時間はかかるが一度成功すれば支持率100%。世界で最も強固な独裁国家となるだろうとサレサレの守護念獣を認めつつも上記のセリフで、サレサレの守護霊獣排除を開始します。
プレデターは強い
リハンの能力プレデターは王子の守護霊獣のために能力といっても過言ではありません。
プレデターが姿を現わしても、その場に念能力者はリハンしかいないのでまったくの無反応。
「何もかも母親任せで色と欲にまみれたお前の性根が創り上げた念獣。プレデターを前にしてできる事など何もあるまい」
とリハンは分析。果たして攻撃は成功するのでしょうか。
逆にリハンが殺されるパターンもあるのかなと思っていたんですが、あっさりと排除完了。サレサレの守護念獣はこれでリタイアです。
リハンの横でサレサレのヨイショ発言ばかりしていた兵士も、「あれ、何でオレこんなにサレサレ王子推してんだ?色々おかしくね」と洗脳から解放された様子。
ウショウヒは暗殺者
念能力を一時的に使えなくなったリハンは警護の交代を要請。
ウチョウヒという男と交代するようです。ウショウヒの能力は、リハン曰くベンジャミンの私設兵14人の中で最も暗殺向きで、現在の条件下であれば守護霊獣の命を奪うのは造作もないことだろうと分析。
そしてウショウヒからの報告で、フウゲツ王子の念能力の詳細について詳しい情報が伝えられるのですが、どうやら細かく伝えすぎるとリハンの能力は無力化するようです。(リハンのプレデターは対象者の念能力を色々と知る事で成功率が上がります。)
「殺人を無罪にする方法(恐らくウショウヒの念でしょうか)標的がオレの半径20mから出ると強制解除される。他の居住区の念能力者と能力が衝突するのを懸念して円を自重したことで王子の脱出に気づけなかったのは裏目だったな。」
「いや・・フウゲツ王子に俺の虫射球(ニードルボール)が憑いているのを他の念能力者に見つからずに済んだのだからラッキーと考えるべきか」
「一層では念能力の存在が公になってしまい俺の能力も万能ではなくなった。俺がフウゲツ王子に指一本触れていないという警備兵の証言は逆に俺の能力を絞り込ませる手掛かりにすらなっていまう。クラピカとかいうやつ余計な事をしてくれた」
とクラピカへの恨み節と自身の念能力の概要について少し説明。
ウショウヒの能力
彼の念は虫を憑かせ命を奪う能力のようで、見つかって排除されると二度とその標的に能力は使えない縛りがあり、念能力者以外に使う場合簡単な分効果が出るまでの時間が大幅に増えるという制約があるようです。
そんな時間が好きだと語るウショウヒ。しかし「標的が死ぬ瞬間ほどじゃない」と言葉が続きます。根っからの暗殺者のようです。
船内には「警報は解除されました。密航者を拘束し警報は解除です。自室待機も解除されました。皆様安心して外出してください」との放送が。このままサレサレは殺されてしまうのでしょうか。381話はここまで。382話に続きます。
382話の展望
サレサレはまともな私設兵もいませんし、自分を守る守護霊獣もいなくなり、更にモモゼが死んだ事により「王子ってやっぱ死ぬんだね」という考えが読者にインプットされているので、あっさり殺されても不思議ではありません。
2番目の犠牲者となってしまうのでしょうか。そして旅団vsヒソカも船内で開始されておりますので並行して何か進展があるかもしれません。
あと個人的に気になったのはやはり長期休載後の絵は滅茶苦茶丁寧に描かれていました(笑)単行本1巻分にあたる10話の掲載予定だと思いますが、果たしてこの絵の丁寧さはいつまで続くのか、ハンターハンターから目が離せません!