ゴールデンカムイ165話のネタバレと考察です。
前回164話では、スナイパー対決を制した尾形百之助をアシリパ一同が賢明に看病するのですが、そんな中尾形は回想の中で、腹違いの弟勇作殿を味方に引き入れようと鶴見中尉と画策します。
今週も尾形の戦時中の記憶から始まります。
ゴールデンカムイ165話
日露戦争の最前線。
敵兵の弾が頭をかすめます。日本兵は怯みますが、
「進め、走れっ!」
勇作殿は一人気を吐き先頭にたち隊を引っ張ります。
何てったって童貞。
勇作殿は全く弾に当たりません。童貞を旗手に抜擢すると弾に当たらないというウワサは都市伝説ではなかったようです。
兵も勇作殿に鼓舞され、士気を取り戻し前に進みます。
こちらは戦時中のスナイパー尾形百之助
「旅順攻囲戦」
203高地陥落まぎわ、第七師団は山頂占領をめぐりロシア軍と激しい白兵戦を繰り広げていたようです。
遠くにいるロシア人の工作兵でしょうか、一発で仕留めます。さすがの腕前ですが、先ほどの戦地と比べると随分と安全な環境です。
「勇作殿は思った以上に勇敢な人物で、皆の心が掴まれている」
その報告を聞いた尾形は
「では殺さない方向でということですか・分かりました。」
水面下では勇作殿を粛清する方向で話が進んでいたようですが、一旦その計画は白紙に。
目を覚ます尾形百之助
同じ週刊誌で連載しているキングダムのキョウカイが巻いてるようなバンダナを巻いてます。
これはアーリプトゥという病魔対策。
更にこれは「セワ」というお守り。
尾形の頭が痛いというセリフを覚えていたアイヌ人が、至れり尽くせりの看病をしてくれます。
ちなみにこの「セワ」は偶像の形によって効能も様々らしく
白石は「子供の男性器」の形をしたセワを授けられますw
「俺がときどき遊郭に行った後オチンチンが痛くなってるの何で知ってるの」
白石は驚きますが、下品な顔でバレバレだとアシリパに一蹴されます。アシリパは女子にしては破格のシモネタへのレスポンス能力です。
こちらは尾形の回想。
勇作殿をどこかへ連れていきます。
行った先にはロシア人の捕虜が。
「勇作殿、旅順に来てから誰かひとりでもロシア兵を殺しましたか?」
怖い顔をして尾形が勇作に尋ねます。
「確かに旗手は味方を鼓舞する役割だが、勇作殿は敵を攻撃しようとしない。旗手であることを言い訳に、手を汚したくないのでは?」
尾形に詰められます。
一度は尾形の疑いを否定した勇作ですが、ついに人を殺せない理由を告白します。
「父の教えにより、敵を殺さないことで偶像となり勇気を与える存在に・・・」
「誰もが人を殺す事で罪悪感が生じる」
それが父花沢幸次郎からの教えだと言います。
「殺した相手に対する罪悪感なんてないですよ。」
死んだ魚の目で語る尾形を、弟の勇作殿が「兄様はそんな人じゃない!!」
そういい涙ながらに抱擁します。その時の尾形ですが
この顔ww
何かが壊れているようです
そしてこの一方通行の抱擁の後ー
敵兵と戦う最中、勇作殿は尾形にヘッドショットされ命を落とします。
尾形は後ろから撃ったのですが、死に際に勇作殿は尾形の方を振り向きます。
そんな恐ろしい記憶を思い出したところで、尾形が目を覚まします。
アシリパは優しい眼差しで尾形を見つめますが、尾形は何を思うのでしょうか。165話はここまで。166話に続きます。