ゴールデンカムイ178話ネタバレと考察です。
前回177話では、ロシア人の嫁さんと幸せに暮らす写真家長谷川幸一の家に、若かりし頃のキロランケとソフィア一向が身を寄せます。日本語を習うという名目ですが、実際のところは皇帝暗殺後の逃亡の一貫です。
ちなみにソフィアが覚えた日本語は「ウンコ」。現在も覚えているでしょうか。
命を懸けた黄金争奪サバイバル『ゴールデンカムイ』
最新第16巻が12月19日(水)発売決定ッ!!アシ(リ)パさんを探し
樺太を旅する"不死身の杉元”with第七師団。
目標まで一直線に走る!走る!!走る!?
勢力入り乱れての戦いは一体どこへ向かうのかッ!?絶賛全力大疾走の16巻、ぜひともお楽しみにどうぞ!! pic.twitter.com/eYcShDZ9IY
— ゴールデンカムイ(公式) (@kamuy_official) 2018年10月31日
16巻の発売日が12月19日に決定!表紙が楽しみです。13巻が鶴見中尉、14巻が土方歳三、15巻が杉元佐一でしたが次は誰になるんでしょうか。
ゴールデンカムイ 178話
(ヤングジャンプ/ゴールデンカムイ/野田サトル)
長谷川さん。物凄い優しそう。羨ましい事にロシア人の嫁をゲットして貧しいながらも幸せに暮らしていました。
ソフィアはともかくキロランケみたいな怪しい人が来たら、普通追い返しそうなもんですが、当時のロシアでは啓蒙活動の一貫で貴族が一般人の生活に入り込む文化があったようですし、あとは日本語講座の報酬も貰えるので受け入れたんでしょう。
嫁は実家
長谷川幸一は美人のロシア人妻を自分から行くまではここに来るなと、妻の実家に強制送還。
キロランケらの正体に気付いて身の危険を感じたのでしょうか。しかし長谷川さんはキロランケ達にも、ここには来るなと自分から遠ざけようとしている様子。
ちょうどそのタイミングで長谷川邸に秘密警察がやってくるのです。記念写真を撮りに来ました、という雰囲気ではありません。
目的は長谷川!
やってきた手練れの警察らを一網打尽にするさすがのキロランケご一行ですが、捕まえたロシア人の警察の目的は何と長谷川さん。
誠実そうな長谷川幸一でしたが、正体はスパイだったんですね。ロシア人の嫁さんは本気で愛していたでしょうから、結婚がスパイ活動のためであれば嫁さんにとっては不憫な状況です。
長谷川は写真機材の中にはランボーも真っ青のガトリングガンも隠してましたし、完全に武闘派の写真家でした。そしてガトリングガンを発見して興奮しているキロランケの表情は必見です。
ソフィアはアシリパ父にホの字
今はラピュタに出てくる山賊の親玉みたいな風貌ですが、若かりし頃のソフィアはとっても美人。そんなソフィアはどうもアシリパの父であるウイルクに好意があるようですね。
キロランケもその感情には気付いているようですが、ウイルクは個人的な感情というより革命という大志しか今は頭にないように見受けられました。今のソフィアの姿を見たらウイルクも付き合わなくて正解だったと思うのでしょうか。
過酷な運命
家にやってきた秘密警察をあっさり撃退するキロランケ達ですが、1人でも逃がしてしまうとまた新手がやってくるのでソフィアらが走って躊躇なく殺すのですが・・・
長谷川さんの嫁さんも撃たれて倒れてしまうんですよね。断定的な言葉はありませんが、明らかに死んでいるような描写だったので命も落としているのでしょう。
旅の途中でキロランケらのお尋ね者写真を見ていたので、心配して戻ってきたんだと思います。奥さんは本当に愛していたんですね。ソフィアもソフィアで悪人ではありませんから辛いはずです。ソフィアが女性を捨てるきっかけとなったのでしょうか。
179話の展望とスヴェトラーナの正体
長谷川嫁は実家に戻るときに、赤子を抱いていました。
さすがに赤子まで死んでしまう展開はないと思うので、ひょっとするとその時の赤子が後々のアフターソフィアと行動を共にしていたスヴェトラーナなのかもしれません。
(杉元達がお世話になった老夫婦が探していた女性でもあります。)
そして178話の冒頭で写真家の長谷川が、大久保利通、木戸孝允、西郷隆盛の話をしていたのですが、大久保はウイルク、キロランケは木戸、西郷はソフィアの横のコマに描かれる演出となっていました。
そこで暗示されているように史実の彼らのようになってしまうのか、これから明らかになるはずです。