ゴールデンカムイ193話の考察です。ネタバレ含みますのでご注意ください。
【発売目前!!】
闘志剥き出しの尾形が目印の
『ゴールデンカムイ』最新17巻、
来週3/19(火)より発売です!!父との記憶を求め旅するアシ(リ)パたち。
そこに立ち塞がるは姿見せぬ謎の敵ッ!!
純白の戦場で、狙撃手・尾形の銃火が咆える!?未来への引き金を絞る17巻、
ぜひともお楽しみにッ!! pic.twitter.com/4e50A5rmrM— ゴールデンカムイ(公式) (@kamuy_official) 2019年3月12日
単行本17巻発売間近
前回192話では、またも新キャラが登場しました。菊田特務曹長に続き、有古一等兵というアイヌ人の逞しいデカ〇ンが新加入です。宇佐美上等兵が滝湯に打たれながらキャンタマが入れ替わると悶えていましたが、キャラクターが入れかわりましたね。
彼らの近くでは都丹庵士(とにあんじ)も目撃されており、金塊の争奪戦が新展開を迎えそうです。
ゴールデンカムイ193話
「命の撃鉄を起こせ。お前の引き鉄を預けろ」。あまりにもかっこいいフレーズが抱き合って一つの銃を持つ杉元とアシリパの扉絵と共に描かれてました。チ〇ポターンだっただけに落差が凄いです。
そんなカッコいい扉絵だったので今回はシリアスパートかと思いきや全然そんなことありませんでした。何ということでしょう。
ニヴフに伝わるお尻の話
冒頭ニヴフに伝わるお話をアシリパがしていました。ニヴフとは樺太近辺に住んでいた民族で、アイヌ人とは異なる人種ですが隣り合って生活していたそうです。
どうやらニブフの間では化け物が出ると、お尻にカカシの目のようなペイントをして前屈して股の下から顔を覗かせて化け物を見ると、その化け物が逃げていくという不思議な伝え話があったようです。
杉元と白石のお尻に注目
これを聞いたアシリパは白石が小便に行った隙に、杉元佐一の下半身をむき出しにしてお尻にペイント、ニヴフの話にあったように杉元はケツと股から除かせた顔で白石を待ち伏せます。
しかし戻ってきた白石も全く同じことを考えていて、お尻とお尻で向かい合う格好になってました。一体これはどういうお話なんでしょうかw
しかしよくよく見てみると、アシリパが塗った杉元のお尻のペイントが丁寧であるのに対し、白石のお尻は外が寒かったからってのと自分でやったからで若干雑にペイントされてて、その描き分けに関心させられました。
これは本誌で是非ご確認ください。アシリパちゃんは丁寧にお尻をスリスリして描いてくれたんですね。好きな男のお尻を見ても全く照れないアシリパにも驚愕です。将来がちょっと心配ですね。
菊田特務曹長はずっと裸
場面かわって菊田特務曹長と有古、二階堂一等兵と宇佐美上等兵のパートですが、まだ彼らは温泉で裸でした。野田サトル先生は重いパートを書き終えると、男の裸を書いてリフレッシュしてるんでしょうね。
菊田特務曹長は鶴見信者
金塊の情報を共有していなかったので、鶴見とは微妙な関係かと思いきや、菊田は何とか手土産をもって鶴見の元に伺いたいという考えがあるようです。
(菊田は囚人に掘られた刺青が重要であることまでは知ってます)
ただ二階堂や宇佐美は鶴見から情報を与えられているんですよね。菊田は今のところ鶴見に信頼されていないのか、金塊の捜索に関しては蚊帳の外です。そんな仲間外れの菊田に対して様子を見に部下を越させた鶴見の目的が気になるところです。
菊田は下士官の出なので、人脈はアテにならないでしょうし、何か特別な関係性があるのかもしれません。
トニアンジは一人じゃない
トニアンジは単独行動かと思いきや、宇佐美と二階堂をマッサージする按摩の男らと3人組で行動している感じでした。
二階堂と宇佐美は油断しているのか、按摩に鶴見のことを話してしまい、土方派の按摩の男達は二階堂と宇佐美を消してしまおうとトニアンジに提案していました。しかしトニアンジは冬は雪明かりで明るいから、新月まで行動は控えようと慎重に事を進めます。
(新月だと月の明かりも少なくなるので、目が見えないトニ達は真価を発揮できます。狼男と真逆ですね。)
この3人組は一応トニが仕切っているようですが、言葉使いから察するに上下関係というわけでもなく、対等な関係性といった感じです。
菊田vsトニアンジ
菊田特務曹長はかなりのやり手でした。
暗闇で歩き回っていた男が怪しいと感じた菊田は、有古には聞き込みをさせ、自分は山で歩き回り、不審な男(トニアンジ)との遭遇を模索します。そして思惑通り、山で歩き回るトニアンジを発見。
しかしトニアンジも迎え撃つ準備をしており、振り向きざまに持っていた銃で菊田特務曹長を発砲し、唐突に戦いが始まってしまいます。
菊田特務曹長は強い
肉体的にも強そうな菊田でしたが、頭も良いようで、暗闇の中でトニが持っていたランタンの灯かりを見ても視力が落ちないよう、あらかじめ眼帯で片目を塞いでいたのです。
(トニが灯かりを消した直後、眼帯を上にあげて視界を確保していました)
これによって優位性を失ったトニは割と焦っているように見えましたが、彼の二人の仲間もその場にはいるようで、菊田特務曹長は一人で3人と対峙することになってしまいます。
かなり分が悪い状況ですが、菊田に動揺はなく、堂々と二丁拳銃を構え戦う意思を見せたところで193話はおしまいでした。
194話 鶴見はトニの刺青人皮いらない
賢明にトニアンジを鶴見への手土産にしようとしてる菊田ですが、鶴見中尉は既にトニアンジの刺青の写しを入手してるんですよね‥
なので今更持って行っても「ふーん」で終わってしまいそうでちょっと菊田はかわいそうです。忠誠心はありそうで優秀そうなんですけどね。なぜ鶴見が菊田を使わないのかこれから明らかになると思います。
菊田とトニ達のバトルは菊田が勝つか邪魔者が入って有耶無耶になるかだと思います。(有古が助っ人にくるかも)。せっかく登場させた菊田がいきなり退場ってことは考えにくいので、トニにとっては分が悪い戦いですね。
ゴールデンカムイは展開が早いので194話にもここのバトルは決着がつくと思います。