キングダム590話考察です。ネタバレ含みますのでご注意ください。
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ヤングジャンプ12号に掲載分です。
前回589話では、鄴(ぎょう)に送り込まれたスパイが、食糧蔵に火をつけることに成功。壁のやられたことをやり返してくれました。(よくよく考えたら壁のやらかしは防ぐの無理ゲーですが)更に秦はそれだけでなく、右翼部の大将を信にして最後の大勝負に挑まんとしています。楊端和に続き秦に勝利をもたらすことができるでしょうか。
キングダム590話
崖の上から戦況を見つめる王翦(おうせん)が、田里弥(でんりみ)に対し右翼部に援軍を送れない理由を語っていました。これは読者に向けての説明も兼ねているのでしょう。
右翼部に戦力を割くと李牧が好機とばかりに中央部を前進させるという考えでの右翼部放置でした。しかし援軍を送れないのは李牧も同じということで、右翼部を使った駆け引きが彼らの間で行われていたんですね。
田里弥(でんりみ)とは
王翦軍期待の中堅?田里弥将軍の話ししてます? pic.twitter.com/8n3w0WEqdD
— おーせん(52) (@Ariwara_K) 2018年10月11日
この人。王翦軍四将の一人です。
四将の残り3人は亜光(あこう)、麻鉱(まこう)、田里弥、倉央(そうおう)です。麻鉱は李牧によって奇襲され殺されてしまい、亜光は戦闘不能状態。田里弥、倉央は踏ん張りどころですね。
ちなみに亜光は防御型、麻鉱は攻撃型の将軍と言われていました。田里弥と倉央にも適正があるのかもしれません。
李牧は勝利確信中
李牧は王翦と違い勝利を確信している様子でした。「もうすぐ終わります」とまでいって自信満々でしたからね。
それもこれも全ては秦軍が抱える食糧不足が根拠です。確かに右翼部には食糧不足の影響が出始めていますが、信達は根性論と覚醒によって空腹の峠を越えましたからね。李牧はそのうち作戦を修正することになるはずです。
そして李牧はまだ鄴の食糧蔵に火をつけられたことを知りません。李牧たちは空腹の危機を乗り越えることができるでしょうか。
犠牲を強いるテン
テンは極力援軍を送らないスタンスです。捨てるとこは捨てて拾えるところだけ拾うというセオリー通りの戦術ですが、言ってみれば大局のために見捨てる箇所を作るということです。
優しいテンにとってはこれ以上ない辛い選択だったでしょうね。ただ完全に見捨てるわけではなく、松左(しょうさ)と渕(えん)に最低限の救援はお願いしてました。ここは現場の判断に任せた感じですね。
渕(えん)と松左(しょうさ)
渕さんは顔こそ百姓顔ですが、飛信隊の副長という人物。しかも信が「さん」付けという敬称呼びですからね。飛信隊内での序列はかなり高いはずです。元々は兵士ではなく連絡係でしたが、王騎将軍によって信とともに戦場に落とされてからは信と行動を共にすることになった男。
松左は初期から飛信隊にいる兵士。槍をよく使ってます。割とイケメンで性格も明るいというナイスガイです。
この二人も現場で時に見捨てつつ立ち回るというある種汚れ役をやる事になりました。
尾平は重要人物
尾平がピンチになっていたので、心の中で尾平にお別れを言ったんですが、松左が助けにきてくれてましたw
尾平だから助けたのか、助けられる余地があったから助けたのか、まあ後者なんでしょうけども、普段から笑いをとって好かれていたことが影響しなかったとも言えないです。
ただいつもだったら助けてくれる信は自分の受け持った戦場で手一杯なので、今回ばかりは部下を助けることはしないでしょう。(羌瘣とテンがピンチになったら別でしょうけど)
この感じだと飛信隊の何人かは死ぬことになるはずです。龐煖(ほうけん)に急襲されたとき以来の被害を覚悟しています。591話楽しみです。
591話
ヤングジャンプ誌上では、映画キングダムの松橋監督と原先生の対談も載っていました。2015年からの企画みたいですね。人気作品ですが実写化の難しい作風なので色々苦労があったようです。
本編はまだ李牧と趙峩龍(ちょうがりゅう)がまだ汗一つかかず余裕の表情です。そろそろ壁ばりの「なにぃっ・・!」という動揺を見せてくれるでしょう。ただ彼らが余裕ぶっこくのも当然なんですよね。
本来の将軍である亜光は戦線離脱、期待の若手王賁(おうほん)も戦線離脱、代理の将軍は一見組しやすそうな信ですし、おまけに食糧不足という問題も抱えている秦軍は、趙からすると、既に「死に体」の状況です。
ただ勝利へのブロックを積み上げすぎると逆に危ないとも言えます。これはあのカイジも言っていました。好機にも関わらず敢えて無理をして攻めなかった趙側は恐らく後悔することになるのではないでしょうか。