キングダム588話考察です。ネタバレ含みますのでご注意ください。
本日キングダムと長崎ランタンフェスティバルとのコラボ企画が開幕しました‼️
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— 長崎ランタンフェスティバル2019キングダムコラボ【公式】 (@NagasakiKingdom) 2019年2月5日
長崎ランタンフェスティバルにキングダム登場。2月19日までです。
前回587話では、重傷を負った王賁に会うため、信が玉鳳隊のキャンプ地を訪れました。王賁は生死の境を彷徨い面会禁止ですが、独自の医学知識を持っている羌瘣(きょうかい)が王賁と接触。
(一部ではこの二人の恋愛フラグとも言われていましたが、さすがにそれはないでしょう。)
戦地では既に王賁が討たれてしまったと噂が駆け巡っていました。右翼部の戦いは決着まで残り2日。信達は勝利することができるのでしょうか。
キングダム588話
まず食糧問題について補足というか掘り下げがありました。
というのもこの戦いにおいて、特に秦側で食糧不足が問題視されていたんですが、このブログのコメント欄や、恐らくは大手掲示板などでも言われていたように、『馬食べればいいじゃん』についての解答が作中で紹介されてました。
戦場の馬は食べられません
戦場に馬はたくさん倒れているのですが、趙の兵士たちが隙あらば戦場の馬に『謎の粉』をかけていたのです。
この粉は何かというと・・・馬を美味しくするための塩なんかでは勿論ありません。その粉がかけられた馬を食べると死に至るという毒粉だったんです。既に秦軍では何人かの兵士が犠牲になっているようです。
ということで、ある種の矛盾点のように語られていた『馬食べればいいじゃん問題』ですが、ここで整合性がとられました。
(人食べればいいじゃん問題もありますが、倫理観や宗教上の理由ということで、こちらは一応脳内補完可能なレベルかなと思います。)
段茶の説教
亜光将軍代行の段茶が飛信隊の本陣を訪れていました。
道中で尾平たちのキャンプ地を経由して信がいる本陣を訪ねていたんですが、普通に答えた尾平は「やすやすと将の場所を教えるな!」と段茶にめちゃ怒られていました。答えなかったら答えなかったで怒りそうな気がしないでもないですw
ただ一応最後にお礼を言っていたので、段茶は飴と鞭をベタに使い分けるタイプですね。ちなみに段茶が飛信隊本陣を訪ねたのは、信を右翼部将軍に据えるためです。
ええええ!!!
信が右翼部大将へ
段茶だけでなく、玉鳳隊の将校たちも信の本陣キャンプ地へ。段取りをしたのは王賁の側近の爺さん番陽(ばんよう)です。
彼は誰よりも王賁のことを考えているので、ライバル信を王賁より先に大将へと昇格させることに複雑な思いだったはずですが、秦の勝利、そして秦が王賁を救うために行動してくれたことから、信の右翼部大将案を提案してくれたんだと思います。
作戦の細部はまだ作中では語られていませんが、この戦いで一番手柄を立てているといっても過言ではない亜花錦(あかきん)も納得の根拠があるようです。思わぬ信の大出世ですが、これは楽しみですね。
ちなみに信の大将昇格に伴い、河了貂(かりょうてん)が右翼部の軍師となります。これはこの二人にかかる重圧は相当なものになりますが、彼らならやってくれるでしょう。
王翦の策
もう一つの場面で、鄴(ぎょう)に住んでいる男達が妙な会話をしていました。(秦と敵対している趙側の民です)
王翦は兵糧攻めをするため、趙の城から民を追い出し鄴に追いやりました。その時にケガ人も一緒に移動したのですが、顔に包帯を巻いた趙の民が、顔が分からないのをいいことに違う人物にすり替わっていたのです。
しかもどうやらそのようなことは一人二人の話ではなく、鄴への大移動に乗じて、複数の人物が趙の民に成りすまし、鄴に潜入しているようなのです。
これは十中八九王翦の施した策じゃないでしょうか。(もしかしたら桓騎(かんき)かもしれませんが)
かなり面白くなってきました。右翼部の決着がついたあとに成りすまし作戦のネタばらしがあるでしょう。
589話
王翦のスパイ作戦は今のところ順調なようですが、少人数を鄴に潜り込ませたところで、できることはかなり限られるので何をするのかは今のところ予想がつきません。
民を陽動して趙に不利な動きへと誘導するのか、重要な人物を暗殺するのか、あとは食料に火をつけて兵糧攻めをするのか(ただ食糧に火つけるとスパイも困っちゃいそうです)、一番ありそうなのは内側からの開城ですかね。
李牧もこの作戦を読んでいる可能性があるので、今後の知略バトルはかなり楽しみです。
戦いが一段落したところで王賁と王翦親子の仲直りも見たいんですが、今のところ王翦がデレそうな気配がないのであまり期待できません。信が二人の橋渡しをするんですかね。
そして右翼部の戦いもいよいよ大詰めです。信を大将に据えた右翼部が趙左翼部を倒してくれることでしょう。
毒の歴史
史実では紀元前331年頃にはローマなどで毒殺が確認されています。鄴の戦いはそれ以降の紀元前230年ごろなので、毒の利用はかなり現実的な作戦です。
(そういえば趙の連合軍には成恢(せい かい)という毒の使い手がいました。彼は名前だけを始皇帝よりかなり前の王から拝借しただけで架空の人物。)
解毒剤なんかがあれば、食糧問題を一気に解決できそうですが、まだ毒が一般的ではない時代背景なので逆に解毒剤は期待できないですね。ちなみに毒は当初暗殺としての用途が一般的でしたが、戦争の近代化が進むと、自殺にも重宝されるようになります。
理由は拷問されないためです。恐ろしい‥
キングダムは人気漫画なので酷い拷問の場面は描かれませんが、太后と付き合っていた巨根の嫪毐(ろうあい)なんかは最後、車裂きの刑で八つ裂きにされていたので、毒があれば自殺したかったでしょうね。