キングダム589話考察です。ネタバレ含みますのでご注意ください。
キングダムコラボして頂いている長崎ランタンフェスティバルに行ってきました。
初長崎ランタンは、異世界の美しさと面白さでした。
キングダム関連は孔子廟の奥にあります。
実際の映画の衣装も。
テン衣装の展示の仕方がユニーク。笑 pic.twitter.com/pyXvp9rUpI— 原泰久 (@HaraYassa) 2019年2月10日
原泰久先生も長崎ランタン祭りに出没。キングダムとコラボしてます。
前回588話では、王翦が避難の混乱に乗じて、鄴(ぎょう)にスパイを送っていたことが濃厚に。食糧問題を抱えこのままでは分が悪い戦況を変える一手となるのでしょうか。
一方右翼部の戦いは佳境に。王賁が倒れ戦闘不能になってしまったため、側近番陽(ばんよう)の提案で、何と信が右翼部の総大将となりました。ここで勝利に導けば信の覚醒を確信していた王翦に更に評価されることになるかもしれません。
キングダム589話
鄴に送り込まれた謎の人物達は、やはり王翦が送り込んできたスパイであることが作中で明らかにされていました。彼らの目的は、「食糧蔵への放火」です。さすが王翦、この大戦が武力だけでは決まらないことを誰よりも理解しています。
侵入した王翦の部下は夜に集結。各所にある食糧蔵に同時に火をつけるため、最後の確認を行っていました。
王翦の部下の覚悟
王翦の部下たちが、夜な夜な鄴にある細い裏道を歩いているのですが、そこで「早く行け沢太」という面白いギャグをしている兵士がいました。
(沢太とは本名ではなく、なりすました趙の民の名前)
言われた方も、「誰が拓太だバカ」とナイスツッコミで、なかなかギャグセンスの高い兵士達です。しかし彼らのそのやりとりは、実は凄い状況での一コマでした。
彼らは蔵に火をつけたら、自分たちの命はないと覚悟してるんです。自分たちの命なんかよりも王翦の勝利を願う彼ら。なんという忠誠心なんでしょうか。王翦は今のところとても冷たい人間なんですが、これだけ部下に慕われるということは、カリスマ性だけでなく、やはり優しい一面もあるのでしょうね。
鄴の城主は女好きである
鄴の城主は民のことを考える良い人物であることが以前描かれていました。
趙の王悼襄王(とうじょうとう)は自分のことだけしか考えてませんが、鄴の城主は城を追われ避難してきた民達を全て受け入れるなど、かなり優しい性格です。
そんな鄴の城主の元に、食糧が焼かれたことの報告が入るのですが、その時横に寝ていた女性は、鄴の城主よりも一回りは若い女性に見えました。鄴の城主は女好きなんでしょうか。(ワンチャン娘かもしれません。それに女好きだからいい人じゃないってことはないですからね。)
食糧炎上作戦は大成功
食糧蔵の炎上作戦は見事成功。(火をつけた王翦の部下たちは剣で刺され死んでいる描写が。しかし死に顔は満足気でした。)
以前食糧を失った際、壁が青ざめていましたが、鄴の城主と部下も相当焦っていました。(というか本来なら責任をとって誰か殺されても仕方ないほどの痛手です)
城の外では桓騎(かんき)がニンマリとして煙を眺めていました。この放火によって鄴の食糧が具体的に残り何日になったのかはまだ語られていませんが、かなり多くの民がいるので、恐らくは秦側の食糧難と堂々の危機に瀕しているんじゃいでしょうか。
(ちなみに李牧の元には、まだこの情報は伝わっていません。焦る李牧を見ることができるでしょうか)
信と羌瘣とテン
一方右翼部では最終決戦を前に、信とテン、羌瘣(キョウカイ)の三人がおっぱいを揉んだりしながら、ほのぼのしたやり取りをしていました。
やはりこの三人は良いですよね。ただ羌瘣と信が結ばれたら、テンはちょっと落ち込んでしまわないか心配です。(テンが信を好きみたいな描写があったわけじゃないですけどね。まあでも女友達って多分そういうもんです。)
テン優しすぎ問題
大局のために一定数の兵士が犠牲になることは、どうしても避けて通れないことを、テンは他の軍師ほどまだ割り切れていません。軍師として有能なんですが、ちょっと優しすぎるんです。
信もそのことを知っているので、テンに躊躇するなと発破をかけていました。
テンも改めて覚悟していたので、安心はしましたが、恐らくは飛信隊の主要人物も死んでしまう気がします。せめて勝利して死んだ兵士たちの弔いとして欲しいです。
590話
鄴の食糧が焼かれたということは、鄴を攻め落としても食糧にありつけないという問題もあります。
しかし負けてしまっては本末転倒なので、鄴の食糧破壊は必要なことだったんでしょうね。そろそろ桓騎の暴れっぷりも見たいです。
李牧は有利な状況でありながら、要所で王翦にしてやられている印象です。590話では李牧が食糧を失ったことを知るでしょうから、勝利を確信していた李牧も作戦変更を強いられるでしょう。
(ヘタしたら右翼部の敗北と同時に知る事になるかも)
あとは主人公信の出世にも注目です。
漂 (ひょう)と約束した「大将軍になる」という作中でも最も序列が高い伏線回収に向け、大きく前進した信の雄姿が楽しみです。