キングダム596話ネタバレ考察です。
前回595話では、飛信隊でも重要な役割を担ってきた松左(しょうさ)がとうとう死亡してしまいました。飛信隊としては上官では久しぶりの犠牲者です。ただ松左は崇原(すうげん)に抱かれそのまま息絶えるかと思いきや、信が乗った馬の足音を聞くと立ち上がって、最後は信の胸の中での死亡です。
信が大将軍になることはできませんでしたが、信が大将軍になった暁にはきっと松左のことも思い出してくれることでしょう。
キングダム596話
今週は595話から引き続き、松左の死を悲しむ飛信隊の様子と、あとは逃げた趙峩龍(ちょうがりゅう)は森に身を隠してたんですが、早々に発見されて飛信隊に追い詰められてました。ここは意外でしたね。もっと長引くと思ってましたが読者の予想より早く決着がつくかもしれません。
松左の死へのリアクション
若手の兵士たちは頼もしい松左の死に大号泣してました。(趙峩龍は撤退したので泣きながら戦っているわけではないです)
あとは尾平(びへい)は信じることができない様子でした。彼は付き合いが長いのでショックでしょうね。よく子供がなくなった後に子供部屋をそのままにしておく親がいますが、尾平もしばらくは松左がそこにいるものとして、話しかけたりするかもしれません。
そして悲しみだけじゃなく、責任を感じていたがテンです。彼女は覚悟していたはずですが、自分の作戦によって松左が死んでしまったと強い自責の念を感じていました。次の作戦に影響がなければいいのですが‥
現場と違ってテンにゆっくりしている時間はないはずですが、「ちょっとだけごめん」と言ってその場で泣き崩れ、松左の死を乗り越えようともがいていました。テンは松左の死を無駄にしないためにも、全てを信に託します。
信かっこいい
田永らが悲しみに暮れる中、信は「お前たちの分まで泣いてきた」と言って、がんばって飛信隊に前を向かせようとしていました。松左は初期の頃からの付き合いで、信にとっては兄のような存在だったので、本当はその場で泣き崩れたい気持ちもあるでしょう。
しかし彼には飛信隊を導く義務があるので、部下たちの前では涙一つ見せず、逃げた趙峩龍の元に向かいます。
キョウカイもそうですが、戦うことによって悲しみを乗り越えようとしているようにも見えました。
尭雲立ち上がる
瀕死の尭雲が療養していた天幕を出て趙峩龍の苦戦を憂いていました。
「お前ほどの男が・・・」と趙峩龍のことを表現していたので、やはり趙峩龍は仲間内では別格の存在なのでしょう。それだけに信が趙峩龍を討つことができれば、一気に戦況を有利にすることができるはずです。

(週刊ヤングジャンプ/原泰久/キングダム596話より引用)
こちら尭雲さん。
ほっぺたについてるアディダスのマークみたいいな三本線は兜についてるのかと思いきや、兜を脱いだ状態でも尭雲のほっぺたにしっかり描かれてました。これはいったいどういう構造になっているのでしょうか。インカムみたいに耳に引っ掛けてるのかな。多分ペイントではないと思います。
趙峩龍は死を覚悟か
趙峩龍は飛信隊が迫ってきたため、部下から逃げるよう促されますが、逃げずにヤリを手にして信を迎え撃つような仕草を見せたところで596話は終了です。
飛信隊の襲来を見て、最も尊敬している藺相如(りんしょうじょ)のことを思い出していたので、自身の死を多少なりとも意識したんだと思います。ちなみに王賁(おうほん)の側近の番陽(ばんよう)や田永が趙峩龍の残党らと必死に戦い、信と趙峩龍の一騎打ちをお膳立てしようとしています。
567話では趙峩龍と信の勝負ですかね。逃げられたので戦いが長引くことも懸念されましたが、松左はじめ全員の力で趙峩龍の討伐はすぐそこまできています。